こんにちは。ゆとり屋の絵描きの方です。
さて、前回はハーフパンパレット作りの第一歩「パン職人への道のり」をご紹介しました。
皆様、一人前の職人になれたでしょうか。絵の具の乾きが気になるところですが…
本日は仕上げのパレット作りに入ります。
軽くおさらい
前回の記事では「ハーフパンに絵の具を詰める」ところまでを紹介しました。
あれから1週間、ゆとり屋のハーフパンたちは完全に乾いております。
なんなら乾きすぎて砂漠状態ですwwwさすがにここまで割れるとは思っていなかったので、冬の乾燥怖いわぁといった心境です(写真を撮ったのは2022年2月です)
実際に使う時は…?
さて、パンへの絵具注入が終わり絵具も乾いたところで、次はパレット作りです。今回使ったハーフパンにぴったりなのは「固形絵の具専用パレット」です。種類も豊富で、画材専門店やAmazonで購入が可能です。本日はわたしが実際に使っている&使っていた固形絵の具用のパレットを紹介。
①絵の具の王様、シュミンケちゃんのミニパレット。
こちらはシュミンケ社のハーフパン専用パレットです。最近マカロンカラー6色セットを買ったときに付いてきたもの。画像では14個のハーフパンを入れていますが、本当は上6個下6個の12個が正です。みっちみち。
真ん中の隙間にはミニパン(ハーフパンよりもひとまわり小さいパン)や細めの水筆なんかが入れられます。蓋を開けると混色用のお皿も付いていて、携帯パレットとしてはかなり優秀。14色入るのも◎です。
買ったばかりなのであまり使いこなせていませんが、何回か試してみてまぁまぁの好印象。さすがシュミンケさんです。本体裏に指を通すリングが付いているので、まさに野外向けです。
②究極にシンプル、セリアのトレカケース。
わたしはハーフパンは主に外出時に使うのですが、パレットはうまいこと携帯できればどんな形でもOKです。そこでわたしが現在愛用中の、とりあえず入れば良し!シンプルに持ち運びたい!安価に済ませたい!と言う方に超オススメなのがこちら。
100円ショップSeriaの「トレーディングカードケース」です。この記事の為に新調✨2個で100円で嬉しいです。このケースがまたハーフパンにはちょうどいいサイズ!
なんと19色も入る。しかも蓋がツルツルの素材なので、パレットとしてもちゃんと使える。
屋外でさらっとスケッチした時とかはこのパレットを持ち歩くことが多いです。なんせ軽くて薄いし、蓋もちゃんと閉まるのでなんの問題もありません。
あとはパンの個数によってはうまいこと携帯用水筆やミニ筆が入るのもポイント高いです。
この携帯用の筆はかなり細いので、ハーフパンを目いっぱい入れても隅っこにちゃんと収まります。
細すぎて中で移動してるけど、ゆとり屋はそんなことは気にしない。描けりゃいいんですw
ちなみに無印良品の「重なるアクリルケース2段引出」への収納にジャストサイズ。
4つ入って、取り出しの際の指もスッと入るのでノンストレス、まさにシンデレラフィットよ。パレットとは全然関係ないですけど、併せておススメしておきますw
あとでチラっと書きますが、絵具の交換会の時にこのケース使ってもいいと思います。なんせ安いので。
ハーフパンパレットの良いところは「パンを自由に入れ替えて絵の具の入れ替えができる」ところなので、わたしはテープで固定はしていませんが、筆で触るとどうしてもパンが移動するので嫌な方は軽めの両面テープで張り付けるとより使いやすいと思います。
③ウィンザー&ニュートンの固形専用パレット
こちらも老舗絵具メーカー、ウィンザー&ニュートンの固形絵の具専用パレットです。プラタイプなので、軽くて持ち運びに便利。
隣の色に干渉しにくいよう、仕切りがしっかり立ち上がっているのが好きなところです。あと小さな筆入れがあるのもポイント高め。Seriaの前はこればっか使っていました。
④ぶっちゃけパレットはなんでもいい
ここまで紹介しておいてなんですが、パレットは使いやすければ正直なんでもいいと思います。パレットはアルトラズ缶やブリキ缶のペンケースを使う人もいますし、ハーフパンの代わりにくるみボタンの蓋を裏返して使うアイデアもあります。
室内で使うのか、持ち運ぶのか、色の種類は多いほうがいいのかetc、自分が絵を描くときのスタイルに合った相棒を見つけるのもまた楽しみの一つ。わたしはSeriaが定着しつつありますが、なんかよさげな入れ物があるとついハーフパンを思い浮かべてしまいますw
探すのメンドクセ!って方は、↓のパレットあたりが色種も入って携帯も便利で混色スペースがあるタイプでおススメです。
ちなみに先に紹介していたこの商品↓もめちゃんこオススメ。。
最初からハーフパンが付いてくるので手元に絵具がある人はパレットがすぐ作れます。デザインの可愛さもですが、ブリキ缶にパンがくっつけられるようにマグネットシートが付属されているのがかなり高評価。一番最初に使っていましたが、蓋が本体に付いていないのがどうも使いにくくて中身ごと人にあげちゃいました。
ちなみにハーフパンやミニパンは「絵の具の交換会」にも使われるお役立ちアイテム。いろんな色の水彩絵の具をSNSで交換している方がいるので興味がある方は検索してみてください。
自分好みのオリジナルパレット作ってみてね
自作のパンパレットは描き手の自由度を広げてくれるとってもいいアイテムです。
家で使うにしろ、野外用で携帯タイプにするにしろ、好きな色だけを集めて好きな配置で自由に組み換えができるので本当におススメです。
水彩大好きな方でまだチャレンジしたことがない方はぜひやってみてくださいねー(*’ω’*)ノ