あけましておめでとうございます!2022年もよろしくお願いいたします。
さてさて、昨年末から年始にかけて、イベントはさみつつずーっと絵を描いてます。グッズにしたりイベントビジュアルになったりと色々描けるものがあって毎日楽しんでおります。
そのうちの1つ、「小鳥のパーティーリース」の制作過程を載せまーす!
①超ラフ
今回は2022年1月~2月開催の「ことり万博」メインビジュアル向けイラスト。「鳥さんみんなが楽しそうな雰囲気」を出せたらいいなーと思いつつ、Procreateで大ラフをあげていきます。
グッズにもしたいので、作りたいもののビジョンも考えつつ今回は円形。リース風のイラストにします。この時点では超が付くほど大まかに、イメージをメモしながら進めます。
②ラフ
こちらもProcreateにて進行。
鳥ごと/小物/背景をレイヤー分けして描いているので、位置変更や拡大・縮小が簡単です。ちょっと前は全部手書きだったので、失敗したら消しゴムかけて描きなおしの繰り返しでしたが、この作業がデジタルでできるだけでとんでもなく効率が上がりました。
線の色を変えると何描いてるかわかりやすくて良いです。
③トレース
紙の仕上がりサイズに調整してコピー用紙に出力、そのままトレースします。
【使用画材】
紙:ウォーターフォード中目(ブロックタイプ)
絵の具:ホルベイン、ミジェロ、顔彩の赤金色
下描き:0.3シャーペン、ホルベイン色鉛筆
筆:Tooのハイスクリプト面相筆3番
他:練り消し、ホルベインスケッチングペンシル6B(トレース用)
サイズはおおよそ230×230mmです。トレースでなぞるペンはなんでもOK、わたしはなぞった線が分かりやすいように黒以外のペンを使っています。
④線のお直し
トレース線だと薄すぎて見えにくいので、0.3のシャーペンでなぞります。この時に修正したい箇所は直しておきます。薄い線がトレース線、濃い線がなぞった線です。
マメの表情がだいぶ変わりました。
⑤線画(下描き)完成
バックのお花・グリーンは主線を目立たせたくないので色鉛筆で線入れです。模様とかは塗りながら考えるので線入れしません。
画像は線入れほやほやの状態ですが、水彩で塗る時は鉛筆の粉が水で溶けて絵具の色がきたなくなりがちなので、練り消しでペタペタしながたお粉落としをします。これ大事。水張りをしている時は紙全体を水で濡らして粉落としをする感じ、これやると鉛が紙に定着しやすくなります。
⑥早速塗る。
今回は背景がないイラストなので、特に下塗りもせずにごりごり塗ります。
あまりこだわりはないんですが、明るい色(彩度の高い色)→暗い色の順番で塗ってます。黄色と赤系はミジェロ、青と緑はホルベイン。
今回はパキっとした絵にしたいので、全体的にお水少なめの塗り方をしています。
色を塗ったあとに主線を同系統の濃い色でなぞって、目立たせたい箇所はさらにシャーペンでなぞり書き。
⑦鳥の着色完了
鳥のカラーだけ先に塗りました。楽しいところから塗らないと飽きちゃうからです(笑)
背景なしのイラストの時は大体鳥さんから塗っています。その後に小物やパーツやら。パーツは下書きの段階ではなーんも考えないで描いてしまうので、色塗りの時にめっちゃ時間かかります。
⑧小物、パーツの書き込み
ここから写真を撮り忘れており、加速装置発動ですwwゴメンナサイ。
お花、グリーン、帽子やクラッカーなどのパーツを地味に塗り塗り。
たまたまホワイトインクを切らしていたので、リフトアウトでテカリを表現してみました。実はリフトアウトの作業が大好きなのです🤗
⑨完成🎉
最後にスキャンして、印刷向けに色味を若干調整したら完成です。
制作時間はラフからスキャン前までで10時間くらい、ペース良く出来ました(o^^o)
また気まぐれにメイキング紹介していきたいと思います。あまり特別な技法などは使っていませんが、ここどうやってるの?何使ってる?などの疑問質問がありましたら遠慮なくお知らせくださいませ。
お付き合いいただきありがとうございました!